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みんなと一緒がいい日本人

最近になってiPhoneに変えた人や、変えようとしている人がまわりに多い。最近になって、というところがターゲットで3GS出て半年以上経った今、動き出した人たち。これらの人たちに「なんでiPhoneにしたの?(したいの?)」と聞いてみると、理由はおろか何が出来るかも実はよく知らないということがほとんど。「いろんなアプリを入れてみたい」という回答が多いのだけど「例えばどんなアプリ?」と聞くと「分からない」となる。これらの人たちのiPhoneを見せてもらうと、有料/無料ランキングの上位に入っているものばかりが並んでいる。「絶対起動しないでしょ?そのアプリ」と。

iPhoneに限らず、ここにきてやっと盛り上がってきたように見えるスマートフォン市場だけど、実のところキャリアやデジタル系ポータルサイトが謳ってるほど盛り上がっていないと思う。少し前までビジネス目的だったスマートフォンも、最近は社内データの持ち歩きなんて御法度になりつつあるため、その用途が薄れ始めている。変わって目的を見出したのが、ネットに紐づいたコミュニケーションとかそういう分野。RSSリーダやtwitter、Tumblrなど。で、そういうのを普段から使っている人っていうのが実は少ない。使う事が当たり前になってくると、10人に1人くらいは使っているだろうと思うとこだけど、実際は50人に1人とかそんなもんだと思う。たまたま近くに使っている人が集まっていると余計に分からなくなるけど。そういう自分では当たり前と思い始めてる情報の中で流行っていることやスタンダードなことは世間ではまだ普及していない。もちろんiPhoneターゲットの冒頭の人たちは、AndroidとかXperiaっていう単語には反応しない。知らないし、興味ないから。スマートフォンが欲しいのじゃなく、iPhoneが欲しいのだから仕方ない。

そう、iPhone。ブログ読むために、tweetするために、iPhoneを使えというわけではないが、そういうネットに紐づいたサービスを使わないなら、用途はだいぶ限られてくるんじゃないかな?と。辞書?地図?ゲーム?もちろん「電話とメールとiPodが1つになって便利」ってのも十分な目的かもしれないが。でも、自分(SE職)のまわりで一番多い理由はきっと「みんなが持っているから」ではないかと。。。

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2010年04月23日 13:47に投稿されたエントリーのページです。

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